二十一回猛士とは、幕末の尊皇思想家、吉田松蔭のことです。

私は、吉田松蔭が好きです。

吉田松蔭の「志、定マレバ、気サカンナリ」という言葉に救われました。

この言葉には、自分の進路に迷っていた大学時代に出会いました。

迷った時は、この言葉に戻ります。

「二十一回」は、松蔭の苗字である「吉田」を分解した数字です。

松蔭は、自分は人生の中で21回の猛を奮うべくして生まれた存在なんだと、一種の自己暗示をかけていたのでしょう。

多分、数字に確かな根拠はないと思います。

ただ、この気持ちで、自分自身を奮い立たせて行動しました。

病弱な体をおして全国をひたすら歩き志士達と交わり、黒船に乗って密航してアメリカを見ようと試み、挫折し、松下村塾で若者と本気で語らい・・・。

吉田松蔭は時代の先駆けでした。 徹底的に実践の人でした。

吉田松蔭の不器用な生き様を思い起こし、想像する時、私は体の内側から力が漲ぎるのを感じます。