著者は、日本を代表する半導体家電メーカーの日本電産の社長です。
「すぐやる・必ずやる・できるまでやる」が信条であり、1年364.5日、1日16時間働く社長として有名でもあります。
本書は経営論が中心ですが、熱く濃いもので、スピード感溢れる歯切れ良い文体と、半ページずつの構成により、非常に読みやすい内容となっています。
数字でビジョンを描く、ゆっくり急ぐ、スピードが勝負を決める、出来ない証明はいらない、走りながら考える、倍と半分の法則(他社の2倍働き、納期は1/2とする)、運は引き寄せるもの、などなど、生き方にも反映出来る言葉が並んでいます。
コンパクトな文庫サイズ、白い鮮烈な表紙。
私に力を与え、背中を押してくれる1冊です。