セルフビルドを取り入れた住宅設計事務所、SANO-SANOリビングカンパニー
「自分の家は自分でつくる」
静岡県東部、中部を拠点とし、注文住宅専門の参加型家づくりを提案します
家づくりのコストコントロールとして、「分離発注」は有意義な手段だと思います。
分離発注にも色々ありますが、私が特に好むやり方は以下の方法です。
住宅のある既製品について、パーツを一度分解し、その細々となった部分を個々に注文して、再組立て直す。
その結果、元の価格よりも安く、同じ性能の部位が出来上がる。
今まで試みた中でも、効果的な例として、木製サッシがあります。
現代住宅の窓は、気密、遮音、防露、価格などから、アルミサッシが主流です。
しかし、和室にアルミサッシは少し味気ない・・・、が性能は担保したい。
その場合、木の無垢材が框となる木製サッシが考えられます。
ただ、木製サッシは高価な為、採用が難しい。
そこで、木の框はサッシメーカー、組立と調整は建具屋さん、ガラス嵌め込みはガラス屋さん・・・、と分解して見積もってみると、中間マージンの2割分ぐらいがコストカットされました。
段取りは現場監督の仕事ですが、要領を得て積極的に仕切れば問題はありません。
何より、既製品の木製サッシを単純に納めるよりも、風合いの良い商品が出来上がりました。
多分、リレーのように人の手を介していくことにより、生まれ出る産物だと思います☆
セルフビルドな家づくり☆ sano-sanoリビングカンパニーのH.P.