元気ですか! 富士・富士宮の設計事務所、SANO-SANOリビングカンパニーです☆
ローコスト注文住宅が得意な、工務店機能を兼ねた一級建築士事務所
「自分の家は自分でつくる」
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します!

9坪ハウス富士市S様邸のキッチンカウンターは、分離発注方式により製作しました。

キッチンは家事の要であり、食生活の基本を作る場所です。

そのため奥様にお聞きしていると、使い勝手のこだわりや機器のリクエストが沢山出てきます。

例えば、カウンターはコの字型に配置し、仮置きスペースを広くとりたい、とか。

浄水器や食洗機はいつも使い慣れたメーカーさんのものを使いたい、とか。

機器の配線や配管はゴチャゴチャせず、天板下にスッキリとまとめたい、とか。

ステンレス板を壁にも貼り、飲食店の厨房のようなメンテナンスしやすいキッチンにしたい、とか。

茶碗やお皿などは吊り収納ではなく、大容量の取り出し易い腰カウンターにまとめたい、とか。

通常のシステムキッチンでは、シンクや天板、水栓、レンジフードなど機器と組立てがメーカーさんによる一体工事となっています。

見積もりを取ると気づきますが、中間手数料などが含まれ、意外と高い印象を受けます。

責任施工なので管理は楽なのですが、クライアントのご要望にもっと自由に柔軟に応えたい…。

そんな場合は、分離発注を検討します。

今回のキッチンは、下地を木(ランバー材)で大工さんに製作してもらい、水栓やシンクなどは機器メーカーから物だけ取り寄せ。

現場監督である私が採寸し、ステンレスの天板は町場の鉄工所さんに製作してもらいました。

天板は、圧着貼りを設備屋さんにしてもらいます。

IHヒーターは、クライアントである電気屋さんによる発注・組立、セルフビルドです。

最後に建具屋さんに引き戸を付けて頂き、完成です。

分離発注は、全体を一度それぞれの部分に分解し、小さく分けて発注、もう一度組立て直すという過程を踏みます。

コストも通常価格の6~7割に落ち着き、何よりも設計の自由度が高まり、クライアントの思い描くキッチンを造る事が出来ます。

分離発注はとても面白い手法なので、私自身も今後積極的に展開していきたいと思います。

「思い出が増えるほど、コストが下がる」
 セルフビルドな家づくり☆ sano-sanoリビングカンパニーのH.P.

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