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移住開拓者の家 (富士宮市)

静岡県富士宮市猪之頭

アプローチ・外観

クライアントは、70歳代のご主人と60歳代の奥様。市外から終の棲家を建てる為に移住。
山林の土地を購入し、自ら敷地内の樹木を20本以上伐り倒すところからスタートした。
タイトな予算に応えるべく、家づくりの大半にセルフビルドを取り入れた。

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建物は18坪の平屋建て、片流れ屋根のシンプルな構成。
間取りは玄関、リビング・ダイニング、寝室、キッチン、洗面などワンルーム。収納として7畳のロフト。
コンパクトではあるが、ロフトへ繋がる幅60㎝の階段を設けた。

天井は張らず、屋根の合板がそのまま表しとなっている。建具はトイレの引き戸のみ。
ステンレスキッチンカウンターは新潟のセミオーダー品を郵送してもらい、脚の造作と組み立ては大工さんにお願いした。
内装はパテ仕上げのみ。引き渡し後、クライアントによりクロス仕上げを少しずつ進める予定だ。
家造りに対する強いバイタリティーを見せて頂いた。

セルフビルド/DIY

敷地内の樹木の伐採・輪切り、下草処理。壁の断熱材グラスウールの充填。床の杉無垢フローリング張り。壁の石膏ボード張り。蜜蝋ワックス仕上げ。クライアントご夫婦によるセルフビルド(DIY)は、阿吽の呼吸により着実に進められた。

構造規模:木造平屋+ロフト
延床面積:59.62㎡(18坪)
総工費:約1,640万円(消費税10%)
外装:ガルバリム鋼板
内装:石膏ボードパテ処理・杉無垢フローリング
セルフビルド:敷地内樹木伐採・壁断熱材充填・壁石膏ボード張り・壁OSB張り・杉無垢フローリング張り・蜜蝋ワックス塗り・クロス仕上げ 
施主支給:洗面器・照明
コストダウン:約100万円