元気ですか! 富士・富士宮の家づくり、SANO-SANOリビングカンパニーです
注文住宅が得意な、工務店機能を兼ねた一級建築士事務所
「自分の家は自分でつくる」 セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します!

荻原重秀(1658~1713)は、江戸時代の元禄期、貨幣改鋳を行った人物です。
5代将軍・徳川綱吉の治世、江戸幕府勘定吟味役として活躍しました。

重秀は、市場に流通している貨幣(小判)を回収し、金の含有率を減らした新たな貨幣を造り、再度市場へ流通。
貨幣量を増やし、金回りや景気を良くする、現代の金融緩和にも似た経済政策を行いました。
改鋳後の物価上昇率(インフレ率)は、年率3%弱と理想的な状態だったそうです。

当時の日本は鎖国で、閉鎖経済の中、佐渡金山の豊富な金産出量により、自国通貨である小判を発行出来たのです。
貨幣の質を落とすことで得た益金は、幕府の財政補填や、大火や地震などの災害復興に充てられました。

重秀の言葉、「貨幣は国家が造るもの、たとえ瓦礫であっても行うべし」は、現代の信用貨幣論と同意義です。

増税などしなくとも、経済は回復できる。歴史と荻原重秀が教えてくれます。

「思い出が増えるほど、コストが下がる」 セルフビルドな家づくり