『ザイム真理教』 森永卓郎・著 三五館シンショ 2023年

増税すれば出世、減税すれば左遷。
諸悪の根源である財務省、常に省益を優先する財務官僚の、高慢さ満載の一冊。

2022年の税金と社会保険料の国民負担率は47.5%。
稼いでも、半分しか残らない。

ちなみに2010年は37.2%。
ここ10年で10%アップだ。

江戸時代、年貢の比率が五公五民だと、一揆が起きた。
現代は、一揆が起きても不思議でない状況にある。

財務省HPに掲載「自国通貨建ての国債はデフォルトしない」のだから、国債の発行残高を減らす必要はない。
にもかかわらず、プライマリーバランスの黒字化に血眼になるのは、完全なるダブルスタンダードだ。

また何故、新聞の消費税は軽減税率で8%なのか?。
大手新聞社の本社地が、大蔵省からの格安な払い下げであった事。
財務省はマスメディアを篭絡している事、など解説が詳しい。

内容は、絶望の禁書。
文章は、平易でやさしい。

著者は多くの大手出版社から、出版を断られたそうだ。
三五館シンショの1人社長は、この禁書を世に出してくれた。
その勇気に敬意を表したい。

発売から3か月で9刷。
快進撃である。

全ての日本国民に必携・必読して頂きたい書籍である。

「思い出が増えるほど、コストが下がる」 セルフビルドな家づくり」